子育てに全く支障なく働け、自分も成長できる

 

 

前職はどんなお仕事をされていたのでしょうか？

 

デザイナーとして、不動産屋の情報誌を作成したり、食品会社で輸入食品のパッケージやPOPなどを手掛けたりしていました。仕事内容はとくに不満もなく楽しかったです。2人子供がいたので、15時で終われるパートは有難かったですね。ただ、将来社員への道はない会社だったんです。上の子が中1、下の子が小5になると、子育てにも少し余裕が出てきました。これから進学にお金がいるし、もっとデザインの仕事に没頭して働いてもいい頃かなと思い、転職を決めました。

 

 

 

数ある求人の中から「クレーる」を選んだ理由は何だったのでしょうか？

 

実は、他のフリーペーパーのデザイナーをしていた時期もあったんです。その頃、各社の情報紙をチェックしていたので、「クレーる」はよく読んでいました。ページ数や発行部数も多く、フルカラーで地元の情報がたくさん詰まっていたので、読むのを毎号楽しみにしていました。仕事とは関係なく、私の一番の情報源で、気になる記事を切り抜いて持ち歩いては活用していたので、デザイナーの求人募集を見つけた瞬間、絶対「クレーる」で働きたい！「クレーる」しかない！って思って応募したんです。

 

 

月2回発行の情報紙となると、締切もあって忙しいと思うのですが、躊躇はなかったのでしょうか？

 

それも覚悟の上です。自分が作ったデザインを奈良の方に見てもらえる、そう思ったらワクワクして。とりあえず最初はパートで、下の子が中学生になったら社員になりたいですと社長にお話しして飛び込みました。

 

 

残業覚悟で入社されたわけですが、実際はどうだったのでしょうか？

 

残業は勿論少しはあるのですが、子供が塾から帰るより、なんなら私の方が先に帰宅している事が多くて。広告代理店にしては残業は圧倒的に少ないので思ったより支障はなかったです。通勤時間がたったの10分という近さも有難かったです。
家族に負担をかける事なく働けるという環境はうれしいですね。入社して2年間は扶養内勤務でパートとしてキャリアを積み希望通り念願の正社員にしてもらえました。本当に嬉しかったです。

 

 

仕事に喜びを感じるのは、どのようなときですか？

 

クライアント様から、「広告を見てお客さまが沢山来たよ〜」とか、「チラシ作成をもう一度頼みたい」「思い通りの広告ができている」などと言っていただいた時ですね。「クレーる」では営業さんと一緒に客先に出向き、ディレクション、デザイン、印刷、入稿まで任せていただく事もあります。顧客から直接喜びの声を聞けるので、やり甲斐を感じます。

 

 

コロナ禍はどのように乗り越えられたのでしょうか？

 

沢山の店舗が休業する中、「クレーる」は発行を止めずに、テイクアウト特集など読者のお役に立てる特集を急遽組んで、売り上げで悩む地元の企業様に無料で紙面掲載の提供をしました。また、サービスで使える無料サイトを急いで作ったりもしました。コロナ禍で自分達が動き続けた事で企業様からも読者様からも沢山の感謝の言葉を頂戴し、私たちの会社が存在する価値を改めて知る事ができました。

 

 

 

デザイン以外にしている業務はありますか？

 

最近では自社アプリ「クレぽん」の運営も任せていただくようになりました。
https://www.app-goose.com/api/qr?psid=clepon

また、動画編集など、出来る事は何でもしています。あと、月2回の配送業務は社員全員一丸となってやっていますよ。運動不足解消になって会社からランチ代金も出してもらえるので次ここに食べに行こう〜と色々と考えながら楽しんでやっています笑

 

 

配送というのは？

 

「クレーる」をポスティングしてくださるメイトさんに、紙面やチラシを届ける業務です。社用車に積み込んで2人1組になって、20軒くらいのお宅を回ります。また、お店のラックに紙面を入れに行ったりもします。

 

 

 

 

 

オフィスの環境はいかがですか？

 

以前カフェだった建物を改装したオフィスで、とてもお洒落です。緑に囲まれて大きな窓から素敵な景色が見渡せます。中でも池のほとりのキャビンが私のお気に入りスポット！ランチをしながらバードウオッチングして頭を休め、オンとオフの切り替えをしています。

 

毎年、泊りがけの研修旅行があると聞きましたが？

 

私は今年初めて3泊4日の沖縄研修に参加しました。今まで子供が小さかったり、コロナ禍だったりで参加できなかったのですが、家族が行っておいでと送り出してくれたんです。見聞を深め、会社のチームワークが図れるいい旅となりました。グルメでお酒が好きな方が多い会社なので、アフターも楽しかったです！

 

 

今後の目標をお聞かせください。

 

今後は紙面のデザインだけではなく、アニメーションを作ったり、文字や写真を動かしたり、他の人にはできないデザイナーならではの動画作成にも挑戦できたらなと考えています。時代の変化と共に時流に合わせた、自分に何かプラスαとなるスキルを身に付けて家族にも胸を張って自慢してもらえるお母さんでいたいですね。子供も私の影響を受けて芸術系の大学へ進みましたので休日は一緒に美術館を回ったりして親子で勉強しています。

 

 

良いアイデアがあればすぐに採用してくれる会社だから、どんどん発案してみたくなりますよね。ありがとうございました。

 

（取材後記）
おだやかに丁寧にお話される姿に、自分の世界を持っておられる方だなと思いました。今の自分に満足することなく、新しいことに挑戦しようとされているのは素晴らしいですね。たえず、新しいアイデアを取り入れることで前進して行く「クレーる」は、こういう方たちに支えられているのだなと感じました。